運動がもたらす「美しさ」

適度な運動はキレイな姿勢、しなやかなボディライン、そして内面の美しさをもたらします。

さらに、運動するということは脳の指令により自らの身体を動かすことになりますので、脳内のネットワークを広げて脳のはたらきも高まります。

運動によるメリットは多岐に渡りますが、今回は3つを見ていきましょう。

全身の代謝を上げる

代謝とは「体内で起きている化学反応」です。この化学反応が起きるおかげで、私たちが日々

活動するためのエネルギーを生み出すことができ、食事から摂取した栄養を体内に吸収することができるのです。

その化学反応には、酸素と栄養が欠かせません。

身体を動かすとたくさんの酸素を体内に摂り入れるので代謝が高まり、より多くのエネルギーを生み出します。その結果として体脂肪が燃えやすくなったりします。

例えば皮膚細胞の代謝が上がれば、お肌の潤いにつながり、腸の代謝が上がれば腸の働きが良くなりデトックスにつながります。

そして何よりエネルギーが生み出されて、毎日を活動的に過ごすことができますので「昼休みに少し散歩してみようかな」や「今日はエスカレーターでなく階段を使ってみようかな」というように、自然と運動量が増えるといったことも考えられます。

身体に負担のない、きれいな姿勢をつくりだす

「姿勢がきれいな人」は素敵ですよね。

運動は筋肉や関節を動かし脳を活性化させることで、身体に負担の少ないきれいな姿勢を生み出します。

パソコンやスマートフォンの普及に伴い背中が丸くなり猫背になったり、ハイヒールを履いて姿勢をきれいに見せようとするも、反り腰になり腰の痛みを感じたりすることはないでしょうか。

姿勢が崩れていると見た目の美しさからは遠ざかり、腰痛や肩こりといった身体の不調を

生み出すこともあります。

私たちの姿勢は脳のはたらきによりコントロールされていますが、運動不足や栄養の偏り、能動的な行動の減少などによって崩れた姿勢を生み出してしまいます。

ピラティスやボディワークといった運動で、自らの意思のもと身体の感覚を高めながら動かすことで姿勢が整います。

精神的な安定をもたらす

「運動した後はなんか気持ち良い」と感じることありますよね。

身体を動かすことは精神面にも良い影響を与えます。

運動はドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質を分泌させ、私たちの感情を豊かにしてくれます。

ドーパミンは集中力を高めてポジティブな気持ちを生み出したりします。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれるように、ココロの安定をもたらします。セロトニンを含む神経伝達物質が減少することが、うつ病を発症させる一つの要因であるとも言われています。

少し気分が晴れないと感じる時こそ、散歩などの軽い運動をすることで、気分転換ができると思います。

日常のちょっとした運動が様々な美しさや快適さ、健康に繋がりますのでぜひ出来ることから始めていきましょう。